シャトーペトラ

TEL:03-3873-4020

PHOTO DIARY
写メ日記

素顔が見られる、女の子投稿型フォトダイアリー。

シャトーペトラ
ひばり
T158.B88(F).W58.H88

ひばりの写メ日記|シャトーペトラ 吉原大衆店ソープ

2025.10.10 10:55
社畜Kの心のせせらぎ編

1: 華金

 今日は念願の給料日。

待ちに待ったこの日に、(今日こそはっ。)

激動の業務を数ヶ月間乗り越えた俺はある場所へと足を運ぶ。

そう、とある""に逢いに行ける日なのだ。

 いつもの俺だったら、

憎き会社に向かう為のこの足が、何度も止まりそうになるのに今の俺は止(とど)まる事を知らない。

それは、俺の"使命感"から来るからだ。

【彼女】に会う為に足早に道を進めば、見慣れた店の看板が目についた。

 当時、初回で緊張していた俺はこのキラキラした門が前すら、通るのを恥ずかしさのあまり躊躇(ちゅうちょ)していた。
だが、今となっては堂々とその店の扉を潜(くぐ)れるほど、心が成長した俺にはなんの躊躇(ためら)いすらもない
……たまに臆することもあるが、な。

2: 竹を割ったような男

「すみません、予約した者ですが。」

 その直後、勢いよく見慣れた黒服が近づいて来た。

Kさんっ!いらっしゃいませ!待ってましたヨォっ。」

「えぇ……?前回に比べて、酷い有様ですね。どうしたんですか、その顔。」

 目についた衝撃的な顔に突然の俺は驚く。

 男の目の前まで現れた青年は、鼻の周りを大きなガーゼで止めたなんとも痛々しい顔立ちだったのだ。

 (この男、前回も額とかに傷を作ったりしているがよく生きているな。)

 結構、イケメンの部類だと俺ですら思うのに来る度に毎回、怪我をしているから勿体無いよなぁ。

「いやはや!姫さんの1人が階段で倒れそうなところを助けようとしたら、エルボー喰らっちゃいましてね!見て下さい、この鼻。」

「いやいや、見せなくていいですからっ。その方は竹谷さんのおかげで無事だったんですね。」

「なんとか、守り抜きましたよぉ〜。さて、準備が出来次第のご案内をしますね。こちらのお席でお待ち下さい。」

 相変わらず、屈託のない優しい青年で感心するなぁ。

 普段、仕事で没頭(ぼっとう)している不健康な俺より儚(はかな)く突然いなくなりそうで不安が過(よぎ)ってしまう。

 頼むから長生きしてくれよ。


次回に続く。


2025.10.10 10:35
『召しませう花の色香を』


あらすじ

※この物語はフィクションです。
従って、団体やそれに伴う
お店などには一切の関係もございません。
予めご了承ください。



___吉原の街には奇妙な噂がある。

数あるお店の中で、

一際目立つ"その店"に対し

皆が口を開いて

会話に"花を咲かせる"程、

注目を浴びる。


ある者は伝説を語り

ある者は嘲(あざけ)り

ある者は心酔し

ある者は夢を語る。

それ程までにこの町ではなくてはならない

大きな"存在"となった、

その名も

【ピーチ・ハーツ】。

その名に恥じぬ稀有(けう)な店に

足を運ぶ者たちは

誰もが虜となる。




今日、この日を境に…



その店に

まつわるお話を、

これから

"私と"

紐解いていこうじゃないか。






ARCHIVES

navigate_next2025年10月
navigate_next2025年09月
navigate_next2025年08月
navigate_next2025年07月
お店に電話する phone_forwarded