わたし「ねぇ…私…」
私『なぁに?わたし』
わたし「なんでわたし達が出逢う、
"本当に優しい人"だなぁ…と思う人は
【期待をしない】なんて言うの…?」
私『ほぉーん…、確かに言ってるねぇ?
わたしは何か心に引っ掛かるの?』
わたし「だって…期待されないってなんか、
辛いし…寂しいし…」
私『うむ、わたしが言う通り、
確かにその気持ちが
少なからず私たちの
心に棲みついてしまうね』
わたし「やっぱり、必要とされてな…」
私『はーいっ!
ストップ!
ちゃうちゃう!
そうじゃない!
負の感情に直結させない!』
わたし「!?(驚)」
私『一応、最初に言っておくけど
私が導き出した
"現在の私を納得する"
言葉を明確化してるだけであって
これが"答え"なんだって
決めつけないでね?』
わたし「……」
私『お返事は?』
わたし「はい…」
私『"言質"取ったからね?
では、
なんで優しい方は総じて
"期待をしない"と言葉にするのか』
私『それは、
無意識に
"自分の理想"を
押し付けない事をしているの
そして
他者が生まれ持った
素晴らしい【才覚】を
自分の言葉で
伸びる"可能性"を
残酷に
摘み取らない為にしている
一種の【防衛本能】だと思っているの』
わたし「防衛本能…?」
私『そう、
自分の人格と
相手の人格を
守る為の
【防衛本能】』
わたし「それがよくわからない…」
私『分かりやすく例えると
子供の頃を
思い出して欲しいんだけど
親から
「自分はこの道に
行ったほうが良いと思う」
と
言われた時
私たちはどうしたっけ?』
わたし「……………
その通りの
道を進んだ…」
私『そして、どうなった?
どんな感情を
抱いたかな?』
わたし「夢と現実の違いを知った…
とても辛かった…」
私『そうだったね…。
色んな負の感情を抱いたね
私たちは
"元々の夢"と
時間が経つにつれて
"違う夢"の為に
突き進みたいと
希望を抱いた』
私『そして"母親"に相談したね
自分の掲げる夢に
背中を押して貰えると信じて』
わたし「でも…それは違った…」
私『そう、現実は
応援してもらう事はなく
結局
小さい頃に掲げていた
夢の方が良いと
それが【他者にとって幸せな事】なのだと
"自己解釈"をしていたから
彼女は
過去の私で止まっていたから
その答えが
両者で決まってしまった』
わたし「……ッ」
私『でも…
それは
仕方がない事なんだよ
離れ離れになって
自分の事を話す機会が減って
引っ込み思案の
私たちが
自分の事を語る事を
していたかというと
していたと思う?』
わたし「…していない…っ」
私『昔の私たちは
"それ"に
気づく事は出来なかった
でも
今は違うよね?
私たちは
少しづつ
変わろうとしている』
わたし「……?」
私『世間一般の
この世に存在する
"価値観"に対し
捉え方が違うだけで
"意識"が
劇的に変わるんだよ
ってことなの』
わたし「価値観…意識…」
私『私たちは無意識に感じる
期待という名の
"プレッシャー(圧)"に
負けて
たくさん迷い
苦労したよ
それを
私が
"成長する為の経験"と捉えるか
もしくは
"「藻?いたってしょうがない」
それを諦め"と
捉えるか
なんだと思うの』
わたし「捉え、方…?」
私『そう、
悲観ばかりしていれば
大事なものに気づく為の
視野が狭まってしまう』
『苦しい経験が
何故、
自分自身に起こったかの
思考を
広げなければいけないの。
原因は?
そして私自身が
大切に心の奥に
しまっていたモノ、
隠し通してきたモノは
何だった?
かを
自分の過去を顧みて
対話をしなければ
いけない時期が
目に見えないところで
現れたのよ』
わたし「それの何が
期待をしないと
繋がるの!?」
私『落ち着いて、
さっきも
言った通り
"誰かの言葉の言う事を聞いて"
【真に受けた】事により
それで動いて
"私は"
どんな想いを
抱えて生きた?』
わたし「…っ!」
私『"辛かった"って
言葉にしてくれたじゃない
それが
"生きること"に対して
不安に駆られた
私たちの"答え"なんだよ』
私『価値観の押し付けは
人を駄目にする
一歩であり
分からずに
進んでしまえば
暗い
先の見えない
場所で
迷い続けてしまう』
私『他者を
"期待しない、し過ぎない"ことは
一つの
道導(みちしるべ)であり
方法なのよ』
わたし「………
なんで、
その答えを導き出したの…っ」
私「"わたし"が
たくさん、
何かに対して
怒ってくれて
そして
"私が"
無意識に
目にした事柄に対して
疑問を抱いて
拙い言葉を
繋げたことにより
賢い人たちが
"私たち"のもとに
現れてくれたからよ』
『そのおかげで
沢山、
自分自身(私)を否定しない
優しい言葉を
掛けてくれたし
そして
"私"の事を考えた上で
ナニカを知る
切っ掛けに
なればと
言葉を残してくれた人たちが
ここ最近は
増えたでしょう?』
『そして
ゆっくり、すっ…と
その方達は
"私"から
離れたの。
自分と対話することの
大切さを
【賢い人】たちは
総じて
知っているから』
わたし「………離れる…」
私『今は、"わたし"の
良いところである
【感情の豊かさ】を
思う存分
爆発させなさい
大丈夫
私がいるからね。
ナニカ疑問に
思ったら
私に話してちょうだい
貴女の
怒りや喜びの感情が
現在から未来の
私たちが
納得出来る
言語化を
私と今後も
探して行こう』
わたし「………わかった……」
私『私の考えばかりを聞いて
わたしは
疲れちゃったよね…
今日を終わらせないと
明日が始まらないから
一度、
眠ろうね
睡眠は
自分を休める為の
大事な
休息方法の一つだから』
わたし「………おやすみなさい」
私『おやすみ、
明日も
君を頼りにしているよ』